「のだめカンタービレ」第1話をいまごろ見ました。
作中で流れるのはベートーベンの交響曲7番。
ドラマがきっかけでCDを買われた方も多いのでは?
聴いてみてどうですか?退屈ですよね?
ええ、無理しなくても良いんですよ、私だって真面目に聴くのは正直言って退屈です。
聴くだけじゃ面白くないですから、ここは一つスコアを買ってみてはいかがでしょうか?
スコアってあれですよ、千秋が常に持ち歩いていた指揮者用の譜面。
ドラマで彼が手にしていたのは、紫色の表紙のベーレンライター版でした。
「千秋様と同じ楽譜」
どうです、玉木ファン・のだめファンなら欲しくなってきたでしょう。
銀座のヤマハ楽器あたりなら購入可能です。
一冊¥10,000くらいだと思います、一万円ね。
予算が厳しい方には、国内の版元だともっと廉価なスコアがあります。
全音や音友(音楽之友社)のポケットスコアなら千円くらい。
こちらは街の大きな楽器屋さんなら大抵置いてあるかも。
スコアの文庫版といったところですね。これなら挫折しても懐は痛まないかな。
ところで、クラシックの楽譜というのは、同じベートーベンの7番であっても出版元によって微妙に記譜が異なるのです。
このあたりは、詳しい人が調査結果をWebで紹介してくれたりしていますので、興味のある方は検索してみてください。
さて、スコアとCDを準備したら早速聴いて読んでみましょう。
指揮者が使う譜面ですから、全部のパート(楽器)の楽譜がページ一杯に書かれています。
初めてスコアを読むときは、無理せずに第1ヴァイオリンの音符を追いかけるのがお勧めです。
第1ヴァイオリン、コンマスのパートですね。
ページの下から4段目に書かれているはずです。
※全音や音友のスコアだと下から5段目かも知れません。
1楽章、途中から曲が速くなりおなじみの第二主題、ドラマのオープニングのメロディが聞こえてきましたね。
えっ!? 譜面の場所が迷子になりましたか・・・。
まぁ気にしないでください、よくある事です。
本物の指揮者だって途中で迷子になるのは年中ありますよ。
もっともプロの場合は、それこそ暗譜するくらい譜読みするので、平然と2〜3ページめくって直ぐにリカバリするのです。
そうそう、ページをめくるときは左手でめくる癖を付けておきましょう。
何故かって? そのうち分かりますよ(笑)。
2楽章と3楽章、多分ドラマでは出てこなかったのでは?
退屈だったら、即座に飛ばしましょう。
修行じゃないんですから無理しないことが肝心です。
(個人的には2楽章が一番好きなので聴いて欲しいんですけどね)
4楽章、定期公演で感動のフィナーレを迎えた場面ですね。
どうです?元気が出てくる曲ですね。
音楽って素晴らしい、と言うより人生って素晴らしい、生きるって素晴らしい!と思えてきませんか?
この交響曲7番は「リズムの交響曲」なんて言われたりします。
1〜4楽章を支配するのはリズムの主題です。ロックを聴くようにビートを感じてみてください。
そろそろ気がつきませんか?
右手が寂しいことに。
さあ! 台所へ行ってお箸を持ってきましょう、出来れば「菜箸」がベターです。
電車の中だと周りに迷惑ですから、家に帰るまでちょっとの我慢。
職場で聞いている場合は、間違ってもボールペンなどを手にしないように・・・。
曲を聴きながら、ドラマの登場人物が頭の中に浮かんでくることでしょう。
ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、クラリネット、ティンパニ。
この人たちをどういう色に染めようか・・・?
これが指揮者の醍醐味なんです。
まぁ、ドラマの劇中人物を実際に指揮することなんて不可能ですから、所詮空想、妄想の世界です。
でもこの程度で満足していた方が良いですよ。
実際に指揮をすると理想と現実のギャップに打ちのめされるのです。
自分が求める音楽と、奏者のレベル。
・・・そして、自分自身の腕に。
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